この記事では、LaTeXにおける箇条書きの書き方について説明します。
itemize環境は行頭に(デフォルトで)●を付けた箇条書きです。
\begin{itemize}
\item りんご
\item みかん
\item バナナ
\end{itemize}
※\item[★]
のようにすると、そこだけ項目の記号が変わります。
次の例は入れ子(ネスト)の箇条書きです。
\begin{itemize}
\item 第1レベルの箇条書き
\begin{itemize}
\item 第2レベルの箇条書き
\begin{itemize}
\item 第3レベルの箇条書き
\end{itemize}
\end{itemize}
\end{itemize}
各項目の行頭に付く●などの記号は、クラスファイルの中で定めています。第1~4レベルの記号を出力するコマンドはそれぞれ次です。
\labelitemi
\labelitemii
\labelitemiii
\labelitemiv
例えば第1レベルの●(\textbulletまたは $\bullet$)
が大きいので和文の「・」に替えたいならば
\renewcommand{\labelitemi}{・}
と入力します。
次の例はenumerate環境による箇条書きです。 項目の頭に番号(1,2,3,...)が付きます。
\begin{enumerate}
\item りんご
\item みかん
\item バナナ
\end{enumerate}
次の例は入れ子(ネスト)の箇条書きです。
\begin{enumerate}
\item 第1レベルの箇条書き
\begin{enumerate}
\item 第2レベルの箇条書き
\begin{enumerate}
\item 第3レベルの箇条書き
\end{enumerate}
\end{enumerate}
\end{enumerate}
itemize環境の場合と同様に、各項目の頭に付く●などの記号は、クラスファイルの中で定めています。第1~4レベルの記号を出力するコマンドはそれぞれ
例えば第1レベルの●(\textbulletまたは $\bullet$)
が大きいので和文の「・」に替えたいならば
\renewcommand{\labelitemi}{・}
と入力します。
description環境は左寄せ太字で見出しを付けた箇条書きです。例えば、
\begin{description}
\item[日時] 2020年6月7日 午後3時
\item[場所] 3号館2階セミナー室
\end{description}
日時 2020年6月7日 午後3時
場所 3号館2階セミナー室
それぞれの項目の頭には\item[見出し]
を付けます。
見出しの直後で改行したい場合は、単に強制改行
\\
を入れてもうまくいきません。
次のように\mbox{}
という見えない箱を入れるとうまくいきます。
\begin{description}
\item[日時] \mbox{} \\
2020年6月7日 午後3時
\item[場所] \mbox{} \\
3号館2階セミナー室
\end{description}
日時
2020年6月7日 午後3時
場所
3号館2階セミナー室