【LaTeX】行頭の字下げ

この記事では、行頭の字下げについて解説します。

段落先頭の字下げを禁止【\noindent】

LaTeXでは、段落の先頭が自動的に字下げ処理されます。この字下げ処理を禁止するには、直前に\noindentコマンドを指定します。

例：

\noindent
山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。%
情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。%
とかくに人の世は住みにくい。

山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。 情に棹させば流
される。意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい。

行頭を字下げする【\indent】

逆に、たとえば\\コマンドで強制改行するなど、本来字下げ処理が行われない箇所で強制的に字下げをしたい場合には\indentコマンドを使います。

例：

山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。\\ 
情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。 \\ \indent
とかくに人の世は住みにくい。

  山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
  とかくに人の世は住みにくい。