Takatani Note

【LaTeX】文字の大きさを変える

この記事では、 について解説します。

文字・数式の大きさ変更(tiny、large、hugeなど)

LaTeXで文字・数式のサイズを変更するには、小さい順に次のコマンドを用います。

コマンド出力 10pt指定時
のサイズ
12pt指定時
のサイズ
\tiny${\tiny y=x^2}$ 5pt6pt
\scriptsize${\scriptsize y=x^2}$ 7pt8pt
\footnotesize $y=x^2$
8pt10pt
\small${\small y=x^2}$ 9pt10.95pt
\normalsize${\normalsize y=x^2}$ 10pt12pt
\large${\large y=x^2}$ 12pt14.4pt
\Large${\Large y=x^2}$ 14.4pt17.28pt
\LARGE${\LARGE y=x^2}$ 17.28pt20.74pt
\huge${\huge y=x^2}$ 20.74pt24.88pt
\Huge${\Huge y=x^2}$ 24.88pt24.88pt

※\normalsizeが標準サイズです。
\documentclassのオプションの数値によってサイズ(pt)が変わります。

なお、上表の数式 $y=x^2$ は(上から順に)次の入力によって出力されました。

% Input:
{\tiny y=x^2}
{\scriptsize y=x^2}
{\footnotesize y=x^2}
{\small y=x^2}
{\normalsize y=x^2}
{\large y=x^2}
{\Large y=x^2}
{\LARGE y=x^2}
{\huge y=x^2}
{\Huge y=x^2}	

{\tiny y=x^2}のように書きます。 括弧{}の位置に気をつけてください。
\tiny{y=x^2}でも表示されることがありますが、エラーが起きることもあります。
なお、インラインとディスプレイでフォントサイズに違いはありません。

文書全体で文字の大きさ変更

jarticle.cls, jreport.cls, jbook.clsなど、LaTeXのドキュメントクラスには、文書の基準となる文字の大きさを決定するクラスオプションが用意されています。クラスファイルを指定する際、オプションとして10pt,11pt,12ptを指定することができます。※標準は10ptです。

\documentclass{オプション}{クラスファイル名}

たとえば、jarticle.clsに12ptオプションを指定する場合は次のように記述します。

\documentclass{12pt}{jarticle}

jsarticleの場合、指定できるサイズは9pt、10pt、11pt、12pt、14pt、17pt、21pt、25pt、30pt、36pt、43ptです。