この記事では、見出しと目次について解説します。
LaTeXで見出しを出力するには、\part,\chapter,\section,\subsectionといった見出しコマンドを使用します。
見出しコマンドは、ドキュメントクラスによって使用できるものが異なります。 LaTeXで使用可能な見出しコマンドを下記の表に示します。 章見出しはjbook,jreportの各クラスでのみ使用することができます。
ここからはLaTeXで部・章・節を出力する方法を紹介します。
見出しコマンドには次の種類があります。
| コマンド | jarticle | jbook, jreport |
|---|---|---|
| \part{} | 第Ⅰ部 パートの表題 | 第Ⅰ部 パートの表題 |
| \chapter{} | 第1章 章の表題 | |
| \section{} | 1節の表題 | 1.1節の表題 |
| \subsection{} | 1.1小節の表題 | 1.1.1小節の表題 |
| \subsubsection{} | 1.1.1小小節の表題 | 小小節の表題 |
| \paragraph{} | 段落の表題 | 段落の表題 |
| \subparagraph{} | 小段落の表題 | 小段落の表題 |
※\partは省略可能。
※\chapterはarticle, jarticle,jsarticleクラスでは定義されていないので使えません。
一方、本・報告書(book、jbook、jsbook、report、jreport)では\chapterが使えます。
\documentclass[12pt]{jsarticle}
\begin{document}
\section{LaTeXの基本}
%
\subsection{ドキュメントクラス}
この節では、ドキュ...
\subsection{プリアンブル}
この節では、プリア...
\subsection{タイトルと概要}
この節では、タイト...
\end{document}
1 LaTeXの基本
1.1 ドキュメントクラス
この節では、ドキュ...
1.1 プリアンブル
この節では、プリア...
1.1 タイトルと概要
この節では、タイト...
\chapter*{結論}のように*を付けると,
章の番号が付かず、単に「結論」という見出しになります。
このような*付きの見出し命令は、目次出力もしません。
\chapter*{結論}
\addcontentsline{toc}{chapter}{結論}
または
\chapter*{結論}
\addcontentsline{toc}{chapter}{\numberline{}結論}
のように書いておきます。後者は目次の章番号の入る分だけ字下げします。
LaTeXで目次を出力するのはとても簡単です。
目次を出力したい場所(例えば序文の後)に\tablecontentsコマンドを記述するだけで目次が出力されます。
目次の残る項目は、本文中に記述されている\chapterや\sectionといった見出しコマンドを自動的に抽出します。
\documentclass[12pt]{jsarticle}
\begin{document}
\tableofcontents
\section{LaTeXの基本}
\subsection{ドキュメントクラス}
\subsection{プリアンブル}
\subsection{タイトルと概要}
\end{document}
目次にどのレベルまでの見出しを出力するかはドキュメントクラスによって決まっています。
たとえば、jsarticleならば目次はレベル2の\subsectionまでが表示されます。
レベルの変更は簡単です。
出力するレベルを\sectionまでにするには
\setcounter{tocdepth}{1}
とプリアンブルに入力します。また、\subsubsectionまでにするには
\setcounter{tocdepth}{3}とプリアンブルに入力しておきます。
同様に、\listoffigures, \listoftablesという命令で図目次、表目次ができます。
ただし、これらの目次を出力するためには、文書ファイルをLaTeXで少なくとも2回処理する必要があります。