Takatani Note

【LaTeX】空白(スペース)の調節

この記事ではLaTeXで空白(スペース)を出力する方法を紹介します。

横方向のスペース

ここでは水平方向の空白を出力するコマンドを紹介します。

\hspace(調整可能なスペース)

\hspace{幅}によって、スペースの間隔の長さを数値で指定できます。
単位は「pt」,「pc」,「mm」,「cm」などが使えます。

表示コマンド
$(\hspace{30pt})$(\hspace{30pt})
$(\hspace{3pt})$(\hspace{3pt})
$(\hspace{3pc})$(\hspace{3pc})
$(\hspace{3mm})$(\hspace{3mm})
$(\hspace{3cm})$(\hspace{3cm})

幅はマイナスの数値でも指定できます。 その場合、その数値分だけ幅が狭まります。

表示コマンド
$( )$( )
$( \hspace{-3pt} )$( \hspace{-3pt} )
$( \hspace{-4.5pt} )$( \hspace{-4.5pt} )

小さなスペース

半角1文字ぐらいのスペースを空けるときは「\,」、「\;」、「\:」のいずれかを使います。

表示コマンドコマンド2
$xx$xx
$x\,x$x \, xx \thinspace x
$x\:x$x \: xx \medspace x
$x\;x$x \;x x \thickspace x

コマンド「\,」、「\;」、「\:」を連続して使うことによって、スペースの幅をさらに大きくすることができます。 例として、それぞれのコマンドを6連続で使うと下記のようになります。

表示コマンド
$x\,\,\,\,\,\,x$x\,\,\,\,\,\,x
$x\:\:\:\:\:\:x$x\:\:\:\:\:\:x
$x\;\;\;\;\;\;x$x\;\;\;\;\;\;x

上記のとおり、スペースの幅は小さい順に「\,」「\:」「\;」です。

スペースを詰めるコマンド

空白の幅を詰めるには「\!」などを使います。

表示コマンド
$\int \int$\int \int
$\int \! \int$\int \! \int
$\int \!\! \int$\int \!\! \int
$\int \!\!\! \int$\int \!\!\! \int
$\int \negthinspace \int$\int \negthinspace \int
$\int \negmedspace \int$\int \negmedspace \int
$\int \negthickspace \int$\int \negthickspace \int
$\int \hspace{-3pt} \int$\int \hspace{-3pt} \int

\negthinspaceは\thinspaceの空白分だけ幅が狭まるコマンドです。
negはnegative(負)からとったものです。

上表の最終行にあるとおり、\hspace{幅}は幅をマイナスの数値にすると、その分だけ狭まります。

\quad(全角スペース)

表示コマンド
$()$()
$(\quad)$(\quad)
$(\quad \quad)$(\quad \quad)
$(\qquad)$(\qquad)

上表のとおり、\quadは全角1文字分、\qquadは全角2文字分のスペースを表すコマンドです。

\hfill 均等配置

\hfillコマンドによって、空白を満たす(fill)ことができます。 たとえば、

左寄せ \hfill 右寄せ

と入力すれば、次のように出力されます。

左寄せ右寄せ

左寄せ \hfill 真ん中 \hfill 右寄せ

と入力すれば、次のように出力されます。

左寄せ真ん中右寄せ

さらに \hfill の数を増やせます。
その場合、\hfillの数に応じて、均等に水平方向のスペースが割り振られます。

なお、\hfillのかわりに、\dotfillコマンドを用いると、間をドット $\cdots$ で埋めることもできます。

縦方向のスペース

ここでは、垂直方向の空白を出力する方法を紹介します。

\vspace(調整可能なスペース)

\vspace{幅}によって、縦スペースの間隔の長さを数値で指定できます。
単位は\hspaceと同様に「pt」,「pc」,「mm」,「cm」などが使えます。

\vspace{-10pt}のように幅がマイナスの数値でも指定できます。 その場合、その数値分だけ幅が狭まります。

\\[10pt]

\\[10pt]のように、改行コマンド\\の直後に[幅]を入力すると、その数値分だけ行間の長さが広がります。(※これも\\[-10pt]のようにマイナスの値を指定できます。

\vfill 均等配置

\hfillと同様に、\vfillによって縦方向に関して空白を満たすことができます。

\vfillを使う場面は例えば、ページ上部に何か説明をして、ページ下部に表や図を載せるときに\vfillを用います。